アラフォーがん女子

39歳で卵管がん(遺伝性乳がん卵巣がん症候群)と宣告を受ける。現在も闘病中。

子供達へのガン告白(うちの場合)

こんにちはjuringo🍎changです

堀ちえみさん、舌がん告白

昨日の堀ちえみさんの一報から、報道が続いていますね…。驚きました。自覚症状も出ていたんでしょうがステージ4という告知はショックだったと思います。お子さんがいらっしゃるという事、正直に話すか迷った事など自分と重なる部分もあり、当時のことを思い出しました。

 

ちえみさんも言っていましたが、告知を受けた時って意外とすんなり受け入れるんですよね。私はステージ2bなのでちえみさんの気持ちは計り知れませんが…パパの方がショックを受けていましたね…思わずその場で「病気なの、私だから。そんな病人みたいな顔しないでよ!」と笑い話のようにしてしまいましたが…

 

子供達へのガン告白(うちの場合)

当時うちの子供達は小学5年と中学2年でした。

連日検査を受けていたので、病気があるという事は隠せませんでした。むしろどんな検査を受けるかは伝えていました(食事を取っていなかったので隠せませんよね…)

入院、手術の日程も決まると、子供達には「お腹の中に悪いものがあるから取る手術するから。取れば大丈夫なんだって」とだけ伝えました。

卵管がんは手術しないと分からないので、実際卵管がん疑いという事で手術を受けたので病名はとりあえず伏せました。あと「ガン」というフレーズも出しませんでした。

子供達は、「そうなんだ。取れば大丈夫なんでしょ?」としか言いませんでした。動揺をしていないのか、隠していたのか本人ではないので分かりませんが、入院までの約20日間いつも通りの態度でした。それが、有難かったし頼もしかったです。

ただ、その時点で夫婦の間では病名がハッキリしたら子供達には隠さず全て話すと決めていました。

うちの子供達は話しても大丈夫だという確信もあったんですよね。それに家族なので隠す問題ではないと。

 

手術が始まる前、学校が丁度始まっていたので子供達は来ませんでした。私もそれでいいと思っていましたし、とにかく子供達には出来るだけいつも通り過ごせるようにしていました。

ただ、朦朧とした意識の中、手術後どれくらい経っていたのか…パパと子供達2人がICUへ来ていた事は覚えています。心の中でパパに

「ICUに連れてきたんかい!」

と突っ込んでました。この状態は見せなくても良くない?結構管だらけですけど〜😅結構ハードじゃないですかあ?とも…

後からパパに聞くと

ICUは、ヤバかった💦」

ほらねー😅

「だから、子供達にも見せたかった」

とも言ってました。母は頑張ったんだぞと。

ただ、これはオススメ出来ないかも。この時に子供達がどう思ったのかは、そういえば聞いてませんね…機会があれば聞いてみたいと思います。

 

手術後約10日で病理検査の結果が出て、卵管がんを告知されました。入院中に抗がん剤治療もする事になり、退院したら子供達に説明する事に。抗がん剤の副作用で2週間もすれば脱毛も始まりますし。学校がある平日は避けて、週末の夕食後に伝えました。

パパは子宮や卵巣、卵管など図解付きでかなり病気の事を事細かに説明しました。娘ちゃんはいつから勘づいていたのか

「ガンなんでしょ?」

とパパが言う前に言った気がします。

お腹=胃や腸だと思ってはいたようでした。

手術では全部取りきれなかったから、抗がん剤治療をするという事、副作用で脱毛もある事、全て隠さずに話しました。

子供達は二人とも最後までしっかり聞いていました。取り乱すことも、泣くこともありませんでした。

私は話して良かったと思っています。

今現在、再発して抗がん剤治療が始まりましたが、子供達はどう思っているのか?相変わらず、普段と変わらない様子ではありますが…私もそれに応えるためにいつも通り接しています。

今はテレビでもちえみさんのようにガンになったことを公表する方も増えて、治らない病気→治る病気になってきていますよね。

身近な病気になりつつあります。

かといって治療しないと命は助かりません。

子供達がいなければ治療しなかったかもと、ちえみさんも言っていましたが、私もそれは常々思っています。治療はしたと思いますが、メンタルが保てなかったとは思います。

今は息子ちゃんが高校卒業するまで、20歳になるまで、娘が結婚するまで、孫を見るまで…死ぬ訳には行かないんです!

それが1番の励みになっています(´∀`*)