アラフォーがん女子

39歳で卵管がん(遺伝性乳がん卵巣がん症候群)と宣告を受ける。現在も闘病中。

2017年 夏 病気発覚時②

どうも!じゅリンゴ🍎です。

 

 

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骨盤MRI

検査は午後だった為、午前中は仕事へ行き、職場から真っ直ぐK病院へ向かいました。

行く前に、散々職場の同僚に「MRI、怖いよ~」と冗談まじりに話していました。

 

恐怖のMRI検査でしたが、前回と違いK病院のMRIの機械は少し余裕があって、ヘッドホンをして、癒しのメロディーが流れていたので(前回は耳栓だけで、機械音が丸聞こえで恐怖を煽られました)なんとか最後まで耐えられました。

 

そのまま婦人科へ結果を聞きに行きました。

「やっぱり骨盤内に何かあるね~D病院でPETの検査してきて

PET?

PETって、あのPETですか?

ガンを見つけるやつですよね、、、

「PETの検査の後は、小さい子供とは触れ合えないから、仕事には戻らないでね。」

???

当時知識のなかった私は、なんとなくPETはガンを見つける高額な検査(芸能人がTVの企画でやるやつ)としか知りませんでした。でも、少なくともこの時点でガンの可能性があるということは理解しました。

 

今までも乳がん子宮体癌の疑いで検査をしたことはありましたが、今の時点でPETのワードが出るなんて急展開!!なんてまるで自分の事とは思えない感覚でした。

 

ただ、いつも冷静なS先生の表情が現実感を帯びて、私もただごとじゃないかもと思い始めていました。

PETの検査は7月14日。1週間後の午後に決まりました。

PET検査

7月14日。市内で一番大きい病院は22歳の時に耳鼻咽喉科へ訪れた時ぶり(そういえば、扁桃腺の手術もしました)

外来部分がリニューアルしてからは初めてでした。

建物が新しくなっただけでなく、システムも変わり、ローソンやドトールコーヒーもあって、驚きました。少しワクワクしてしまいました。

 

PETの検査を受けるだけの為、新患扱いでもなく直接PETの検査を受けに行くような形でした。まさか今後D病院にお世話になる事になるとも思っていませんでした。

 

◎PET検査とは…

簡単に言うと

「早期発見の為、特殊な検査薬でがん細胞に目印をつける」検査で、

もう少し詳しく言うと

「がん細胞が正常細胞に比べて3~8倍のブドウ糖を取り込むという性質を利用して、ブドウ糖に近い成分(FDG)を体内に注射し、しばらくしてから全身をPETで撮影する」

という検査です。

◎検査の流れ

 PET検査前は5時間以上の絶食

        ↓

     FDGの注射

        ↓

     安静タイム

   (FDGが全身にいきわたるまで約1時間安静にする)

        

     PETの撮影

      (約30分)

 

病院によっては検査後も安静にしてから帰る。というところもあるようです。

この検査、ツッコミどころ満載でした。

 

検査の場所が地下の端っこにあって、隔離してる感がすごい!

受付もいない、待合室もベンチが一つ。

 

呼ばれるとくつを履き替えて、またドアがあって通路に出ました。

安静室に行くと、薄暗い部屋にリクライニングチェアが一つ、室内にトイレ、監視カメラのようなものも、、、

 

検査着に着替えると、看護師さんが呼びに来ましたが、きまりなのか室内には入られない様子。

 

処置室でFDGの注射をするのですが1回1回誰かに報告。

「今からFDG入れます」

「〇時〇分、FDG終わりました」

 

注射が終わると放送で

「患者さん、今から処置室出ます。」

そういうと私と一定の距離を測って歩きます。まるでデイフェンスされてるみたいです。

 

「〇分までに250mlの水を飲んで、残りを15分で飲み切って、〇時〇分にトイレに行ってください。安静にして、何もしないでください。脳に刺激を与えないでください」

要するに、ボ-っとしてればいいのね、、、

ボ-っとするのは得意です。約1時間、何も考えず、、、笑える、、、

 

この状況、、、頭を使うとブドウ糖が脳に集まってしまうらしいです。

水も飲まないといけないのでうっかり寝るわけにもいきません。

長い、、、薄暗い部屋に一人。この状況。色々考えたくなるんですけど~

 

約1時間。看護師さんが迎えに来ました。

やっぱり部屋には入りません。

また距離を取って検査室まで。

 

検査室に入ると、検査技師さんがいました。

仰向けになると頭や腕を固定され(これも苦手)

トンネル状の機械が見えたので、目をつむり、自分に

「終わるまで目を開けないこと」と言い聞かせました。閉所恐怖症なので目を開けた時にトンネルの中だとパニックになりそうだからです。

 

予想以上にトンネルを出たり入ったりしている感じでした。

30分。目を開けないように只々我慢しました。

 

検査を終えた後、安静室に戻り着替えて終了。

看護師さんは最後まで私をデイフェンスしてました。

 

乳幼児、妊婦、お年寄りと触れ合わず、寄り道せず帰って下さいと念を押されました。

 

ところが

会計はしないといけません。

ロビーには乳幼児もお年寄りもいます。妊婦だっているかもしれません。

???

放射能を放っているであろう私。

心の中で

被ばくしてますよ~と言ってみる。

いいのかしら?

 

結局会計待ちで約30分ロビーにいました。

 

PET初体験は忘れられない体験となり、次の日職場で同僚に事細く話したのを覚えています。

結果は1週間後にK病院で。

ところが1週間を待たずして電話がかかってきたのです

 

つづく、、、

 

 

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樹木希林さんからの手紙

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